成功率を劇的に上げる方法
あなたが、ここにしっかり目を通してるってことは、クロージングに悩んでいるか、もしくは確信が持てずに迷っているのかもしれないですね。今までいろんなテクニックや心理戦術に挑戦しても、「クロージングの壁」がどうしても超えられない。その気持ちはよくわかります。ここであなたにハッキリと言わせてもらいます。
クロージングでつまずくのは、運や状況のせいじゃない。ましてや、あなたの見込み客が特別「買いたくない」ってわけでもない。問題は、セールスの“真の核心”を見誤っていることにある。ということです。
クロージングが上手くいかない人には、共通しているいくつかの根本的な問題があります。そして、あなたがその問題を認識して、目を覚まさなければ、成約の5分前で何度も成約を逃し続けることになるでしょう。そんなのはもう、うんざりでしょう?
ここからは、「なぜクロージングに失敗するのか」について冷酷に、そして具体的に掘り下げていきます。そしてその原因を取り除くための“今すぐできる方法”も伝授するので、期待していてください。
なぜクロージングが決まらないのか?
まず、知っておくべき事実があります。クロージングというのは、単なる「セールスの締め」ではありません。見込み客にとっての「決断の瞬間」なんです。この決断は、簡単には下されません。高額な商品ならなおさらです。見込み客の頭の中では、購入を決断する_その瞬間まで、頭の中で多くの疑問や不安がグルグル渦巻いてます。

そこで、まずあなたが理解すべき真実があります。見込み客は、「商品そのもの」が欲しい_のではなく、「その商品を手にした後の自分」をイメージして買うか買わないかを決めている、ということです。自分がその商品を手に入れたらどんな利益が得られるのか、どれだけ人生が変わるのか。ここを見誤ると、クロージングが難しくなるわけです。
ただ稀に「イメージができない」って人に出くわすこともあります。人が明確にイメージできるのは現状の3倍までと言われています。しかしどうでしょう。今までの人生の中で、イメージができないからといって、全て出来ないことだらけだったでしょうか?
あと、「理解ができないから先に進めない」って人もいます。私たちは日本の学校教育の中で、嫌っていうほど”試験”や”テスト”をやってきました。この日本の教育制度が染み込んでしまったせいで、理解が出来てないと答えが出せない。と教育されてきました。
でも、ビジネスの世界は違います。理解が出来てなくても、正しい行動をしていれば自ずと結果はついてきます。
多くのビジネスパーソンは商品自体のスペックや利点にばかり目が行ってしまい、その後の「見込み客の未来像」を描けていない。これが、クロージングの根本的なつまずきポイントのひとつなのです。では、次に見込み客が求める「確信」について話をしましょう。
見込み客は、あなたの話に対して納得している必要があります。「確かに、、、」「そりゃそうだ」、、、見込み客からのこの言葉です。これは単に理屈で納得しているだけでは足りないのです。理屈ではOKでも、どこかに少しでも迷いや不安が残っていたら、見込み客は決断をためらってしまいます。
つまり、心理的な確信をもって「これで間違いない」と思えるかどうか_が、勝負の分かれ目なんです。クロージングの成功のカギは、この確信を引き出すことにあるのです。
クロージングが上手くいかない“4つの誤解”
失敗の理由をさらに掘り下げてみましょう。あなたがクロージングで失敗する理由には、いくつかの「よくある誤解」が関わっています。これらの誤解が見込み客との信頼関係を歪めて、成約から遠ざける元凶になるのです。
- 「商品が良ければ売れる」という思い込み
セールスにおける最大の過ちのひとつがこれです。商品に対して自信があることは良いことなのですが、その自信が見込み客に伝わらない限り、見込み客は価値を感じてくれません。商品そのものよりも、その商品を購入した先にある「見込み客の満足度」に自信を持つべきなのです。つまり、見込み客の人生にポジティブな変化をもたらす、という確信がなければ、”売れるものも売れない”。ということです。
- 「価値が伝われば見込み客は決断する」という幻想
価値が伝わることは重要ですが、それだけでは不十分です。見込み客が買いたいと思う瞬間は、価値が分かった瞬間ではないのです。「この価値を逃せば損をする」と感じたときに動き出します。だからこそ、見込み客にとっての「損失」を意識させる必要があります。この商品を手に入れないことで失うもの――これが最強の説得材料になる。ということです。
- 「見込み客は価格で決断する」という誤解
”価格が全てだ”と考えるのも間違いなのですが、見込み客は価格の高さではなく、払う額に見合う価値が得られるかを考えています。だからこそ、あなたは商品の「価値」を見込み客の視点でしっかり示すべきなのです。高額であることを理由に引き下がるのではなく、それに値する商品だと強く主張する姿勢が必要だ。ということです。
- 「クロージングのタイミングは自然に訪れる」という油断
クロージングの瞬間を見極められないビジネスパーソンは成約を逃します。見込み客が購入のタイミングを逃さないよう、あなたがリードする必要があるのです。だからこそ、クロージングに至るまでの流れと、その瞬間を感じ取るセンスが必要だ。ということです。
クロージングを成功させる“今すぐやるべきこと”
ここまで読んでくれたあなたに、言い忘れてたことがあります。もう一度基本に立ち返ってください。今すぐにでも取り組める3つのポイントがあります。これは単なるテクニックではなく、クロージングを勝ち取るための“戦略的な行動”なのです。
- まず、「見込み客のビジョンを引き出す質問をすること」が必要です。見込み客の目線で考え、見込み客がその商品を手に入れた後の自分の姿をイメージさせます。そのためには、効果的な質問を投げかけなければなりません。「この商品を使って、どんな未来を描きたいですか?」といった具体的な質問で、見込み客がイメージを膨らませる手助けをするのです。これにより、見込み客は「自分が商品を手に入れた後の未来」をリアルに感じるようになります。見込み客が心の中で購入後のビジョンを描き始めた時、あなたはクロージングに一歩近づきます。
- 次に、「見込み客に安心感を与える」ことが極めて重要です。価格が高ければ高いほど、購入するリスクが気になります。そこで「万が一満足できなかった場合は返品可能です」といった保証や、「導入後のサポートも万全です」と伝えるなど、見込み客が安心して決断できる環境を提供すること。高額商品において、購入後の満足度やリスクをどれだけ低減できるかは、クロージングに直結します。
- そして最後に、「意識的にクロージングのタイミングを作ること」です。見込み客のためらいが見えたら、迷わず具体的な行動を求めます。たとえば「では、こちらにサインをいただけますか?」と、迷う余地を与えないアプローチが効果的です。クロージングは待つものではありません。攻めるものです。あなたがリードすることを忘れてはならない。ということです。
成約の最後の5分間が勝負を決める
セールスにおける真の勝負は、最後の5分間に凝縮されます。この短い瞬間に、すべてが決まるといっても過言ではありません。だからこそ、クロージングの瞬間には細心の注意を払うべきなのです。ここで「見込み客が感じる不安や疑念」を全て拭い去ることが、あなたの仕事であり、最も重要なポイントなのです。
最後に一つ、あなたに重要なことを伝えておきます。クロージングで重要なのは、売り込むことではなく、見込み客が「これは間違いない」と感じる確信を提供することです。見込み客がその確信を得たとき、クロージングは自然と決まります。
あなたの役目は、その確信を得るための手助けをすることなのです。見込み客のために心からの価値を提供するなら、最後の5分間はあなたの最大の武器になる。ということです。
今日からあなたのクロージングを変える一歩を踏み出してください。